「はやぶさ2」6月下旬にリュウグウに到着(予定)

「はやぶさ2」は、「はやぶさ」後継機として小惑星サンプルリターンを行うミッションです。

「はやぶさ」は世界で初めて小惑星からその表面物質を持ち帰ることに成功しましたが、そのミッションには多くのトラブルがありました。「はやぶさ2」では、「はやぶさ」の経験を生かして、よりトラブルの少ない確実なミッションを目指しています。そして、「はやぶさ」が探査した小惑星イトカワ(S型)とは別の種類の小惑星(C型)を探査することにより、惑星の起源だけでなく地球の海の水の起源や生命の原材料をも探求するミッションになります。

(JAXAはやぶさ2プロジェクトより引用)

C型小惑星は太陽系誕生当時の水や有機物が含まれていると考えられているので、今回リュウグウを調べることで、地球の水はどこから来たのか、生命を形作る有機物はどこでできたのかといった生命誕生に関わるような秘密に迫ることができるかもしれません。

はやぶさ2のリュウグウへの到着は現時点で2018/06/27という予想ですので、打ち上げは2014/12/03ですから、かれこれ約3年半の旅をしてきたことになります。

今回はやぶさ2は、前回のはやぶさで行ったサンプルリターンと同様の方式をとりますが、前回と異なり、人工的にクレーターを作りだし、リュウグウの地面の下にある宇宙空間にさらされていないサンプルを採取するという新ミッションにもチャレンジする予定です。また、サンプラーホーンには返しが付いているということで、より確実にサンプルを持ち帰れるようにしているようです。

無事ミッションが成功してほしいですね。

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